USスチール・セルビアで闘争が続く
この鉄鋼工場ではストライキで全生産活動が停止した。組合に支援の手紙が届いている。
セルビア・モンテネグロ:国際金属労連(IMF)と全米鉄鋼労組(USWA)は、新たに民営化された鉄鋼会社USスチール・セルビアで労働者のために公正な生活賃金を取り決めようとするGSMネザビスノストの闘争に関して、同労組に支援の手紙を書き送った。同社はかつてサーティッド・スチールという会社だったが、先ごろUSスチールに買収された。
経営側が一定水準の賃金の提示や組合側との妥当な対話の確立を渋ったため、10月14日に1直の労働者2,000人がストを実施した。組合の報告によれば、この争議行為の間に工場の操業は完全に停止し、労働者は「このような状況を生んだのは経営者の責任だ」と主張して退陣を要求している。
マルチェロ・マレンタッキIMF書記長は、セルビアの加盟組織に対するIMFの全面的な連帯を表明し、ストの成功についてGSMネザビスノストを祝福するとともに、「組合員のために公正な生活賃金を勝ち取るための闘いにおいて、私たちは同労組とUSスチール・セルビアの労働者全員を支援する」と明言した。
レオ・ジェラードUSWA会長は、書簡の中で次のように書いている。「当組合は、欧州の財界だけでなくセルビア・モンテネグロ政府が、USスチールがサーティッドを格安で買収できるようにするために大いに骨を折ったことを十分に認識しています。……この特別な機会を与えられたUSスチール・セルビアが、一定水準の賃金と生活水準を求める貴組合の組合員の願望を押さえ込もうとするのは腹立たしいだけでなく、受け入れがたい行為です。……私たちは、USスチールにより妥当な態度を取らせるために必要である限り、貴組合を支援し続けます」
[2003年10月15日]
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