IMFニュースブリーフ

NUMSAがレイオフとの闘いへ

巨大鉄鋼メーカーのイスコールで約3,600人分の雇用削減が発表された。。


南アフリカ共和国:
南アフリカ全国金属労組(NUMSA)の報告によれば、南アフリカ系鉄鋼メーカーのイスコールは3,600人分(生産労働者1,600人、俸給制スタッフ2,000人)の雇用削減を計画している。
 NUMSAは、同社が南アフリカの通貨ランドの値上がりを「お粗末な経営と環境汚染、訴訟に対処していないことに対する言い訳」にしていることに激怒し、「この鉄鋼会社が雇用削減に追い込まれた原因はランド高ではなく、ずさんな経営と貪欲にある」と固く信じており、アレク・アーウィン貿易産業大臣に介入を強く催促することにしている。
 NUMSAは同社で抗議行動を開始しており、イスコールの俸給制従業員を代表する組合「連帯」との共同行動のために動員している。
 イスコールでの人員削減に加えて、フォードで300人、中国系エレクトロニクス企業の海信(Hisense)でも200人がレイオフされそうになっている。
[2003年12月1日]