IMFが新会長を選出
IMF中央委員会員は、ドイツの金属労組IGメタルのユルゲン・ペータース会長を「金属の国際組織」であるIMFの新会長に選出した。
ケープタウン:2003年12月3日、南アフリカ共和国のケープタウンで開かれた国際金属労連(IMF)中央委員会は、ユルゲン・ペータース氏をIMF会長に選出した。
もう1人の会長候補であるデレク・シンプソン・アミカス−AEEU書記長(イギリス)も、この選挙に立候補した。
総勢270万人を擁するドイツの金属労組IGメタルの会長でもあるペータース氏は、10年間にわたってIMF会長を務め、このたび退任するクラウス・ツヴィッケル氏のあとを引き継ぐ。
59歳のユルゲン・ペータース氏は、ドイツ・ハノーバーのラインシュタール・ハノマグ社で機械取付工として職業生活を開始した。1961年にIGメタル組合員になり、加入後まもなく労働組合代表に選ばれた。その後、若年労働者を代表するグループとともに活動したり、IGメタル訓練カレッジの講師を務めたりし、1976年にデュッセルドルフ支部のIGメタル執行部に異動、1988年から1998年までIGメタルのハノーバー地区担当役員を務めた。
1998年にIGメタル副会長に選出され、今年8月に会長に就任した。
[2003年12月3日]
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