マーレ・ブラジル子会社の争議が解決
メタル・レベ経営陣が解雇を撤回し、CNM/CUTはIMFと加盟組織に連帯支援を感謝している。
ブラジル:11月と12月にマーレのブラジル子会社メタル・レベで9人が不当解雇され、抗議行動が実施されたが、同社は最終的に交渉のテーブルに戻り、解雇された労働者全員が復職するか、金銭による和解を選んだ。
争議の発端は、サンベルナルド・ド・カンポにあるマーレのメタル・レベ工場で、会社側が正当な理由を合法的に確認せずに3人の労働者を解雇したことだった。労使協議会は専断的に解雇された従業員の復職を要求したが、経営側はそれを拒否し、続いてストが実施されると、これに対抗して労使協議会の労働組合指導者6人を解雇した。
メタル・レベ労組が加盟する全国金属総連合(CNM/CUT)によれば、労働者の断固たる抵抗と無視できない国際連帯の結果、会社側は最終的に屈服した。
12月の国際金属労連(IMF)中央委員会に出席した代議員は、全世界数百万人の金属労働者を代表して、ドイツ・シュトゥットガルトにあるマーレ本社の経営陣に激しい抗議の手紙を送り、メタル・レベ労働者の即時復職を強く要請した。マーレのドイツ・欧州労使協議会も強い圧力をかけ、ドイツの12カ所のマーレ工場から労働者がシュトゥットガルトに集まり、この多国籍企業の本社前で抗議の集会を開いた。
また、自動車・エンジニアリング産業向けの部品メーカーである同社に対し、ダイムラークライスラーおよびフォルクスワーゲンと締結されたIMF国際枠組み協約に、サプライヤーに労働者・労働組合の権利の尊重を保証するよう求める規定があることも指摘した。
[2004年1月14日]
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