アセジッタで労働組合権の侵害
IMFは2,500万人の金属労働者の名前でブラジルの鉄鋼メーカーに抗議文を送った。
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ブラジル:国際金属労連(IMF)はアセジッタ社の経営陣に書簡を送り、このブラジルの鉄鋼メーカーのティモテオ工場で発生した労働組合権の侵害に抗議した。
IMF加盟組織である全国金属総連合(CNM/CUT)が交渉要求を提出した2003年9月以降、同社は交渉に応じず、労働調停人の裁定の受け入れも拒否している。労働者が工場で抗議行動を実施したあと、ようやく経営側は妥結案を提示したが、労働側によって拒絶された。
しかし、会社側は交渉するのではなく、私立探偵を雇って組合指導者をひそかに見張り、解雇をちらつかせて労働者を脅し、組合活動に干渉するという対応に出た。
IMFはアセジッタ宛の書簡で、「国際労働基準に反するいかなる活動も…(略)…中止しなければならない」と強く要請している。
アセジッタは、アセラリア、アルベト、ユジノールの合併でアルセロールが設立された2002年2月から、アルセロール・グループに所属している。
[2004年2月5日]
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