IAMが外部委託に関する裁判所の裁定を不服として上訴へ
上訴裁判所は、USエアウェイズのエアバス機メンテナンス外部委託に関する下級裁判所の差し止め命令を破棄した。
アメリカ:全米機械工・航空宇宙労組(IAM&AW)とUSエアウェイズとの外部委託紛争で、会社側による上訴を受けて、3人の裁判官で構成される審査員団は2対1の決定により、USエアウェイズがエアバス機のヘビーメンテナンスをアラバマ州の外資系非組施設に外部委託することを禁止する地方裁判所の差し止め命令を破棄した。
上訴裁判所は拘束力のある調停によって紛争を解決すべきだとの裁定を下したが、IAM&AWとUSエアウェイズとの労働協約の規定では、そのような外部委託が厳しく禁止されている。
IAM&AWは、この最新の決定に関して上訴裁判所に不服を申し立てる。トム・ブッフェンバーガー国際会長は同労組を代表して発言し、この問題は「きわめて重要であるため、3人の裁判官で構成される審査員団の割れた判定を最後の断とすることはできない」と述べた。
差し止め命令は裁定が下されるまで効力を保つ。
[2004年2月6日]
|