ファルコンブリッジがCAW組合員をロックアウト
外部請負業者の雇用を求めるニッケル採掘会社の要求をめぐって、交渉が行き詰っている。
カナダ:2月2日のカナダ自動車労組(CAW)の報告によれば、ニッケル採掘会社ファルコンブリッジが、オンタリオ州サドベリーの同社事業でCAWが組織化する労働者1,100人をロックアウトしている。CAWと経営側は、3年協約を更新するために2カ月間にわたって交渉してきたが、1月31日深夜に現行労働協約が失効した。
主要な争点は、ファルコンブリッジが「サドベリー地域で開発中の新規事業拠点で請負業者を雇い、CAW組合員が実施すべき仕事を代行させる権利を得たい」と要求している問題である。同労組によれば、同社は今では失効した協約に違反して、退職するCAW組合員の代わりに外部請負業者を雇っている。
この紛争におけるその他の主要問題は、熟練を要する職務と、苦情・社内人材募集手続きへの会社側の無関心である。
3年前、7カ月に及ぶストライキを経て会社側と新協約が締結された。
サドベリーのファルコンブリッジ施設は世界のニッケルの約5%を生産しており、世界第3位のニッケル生産工場である。
[2004年2月3日]
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