IMFニュースブリーフ

イビコ・ポルトガルで集団解雇

この多国籍企業の労働者は基本的権利を求めて闘っている。


ポルトガル:
金属・関連産業労組(SIMA)から国際金属労連(IMF)に入った情報によれば、GBC(ゼネラル・バインディング・コーポレーション)グループ傘下の多国籍企業イビコ・ポルトガル(Ibico Portuguesa)で、労働者の諸権利が甚だしく侵害されている。
 同社は法的手続きを完全に無視して集団解雇を開始し、大量の労働者を個別に解雇して集団解雇を隠蔽しようとしている。SIMAは同社と何度か協約を結んできたが、経営側は他の解決策を見つけるために協力することを渋っている。
 マルチェロ・マレンタッキIMF書記長は、イビコ・ポルトガル経営陣に抗議文を送り、同社が組合加入労働者とSIMA代表だけを解雇していることを指摘し、その意図は「明白な嫌がらせである。労働者には、会社が希望する労働組合にではなく自分が選んだ組合に加入する権利がある。この憂鬱な事態をさらに悪化させているのは、御社が労働者に強制的に休暇を取らせようと試みていることである」と述べている。
 IMFは加盟組織にも、イビコに抗議文を書き送るよう求めている。
[2004年2月2日]