IGメタルが警告ストを開始
同労組は、賃上げを労働時間延長と結びつけようとする使用者側の要求を「挑発」と呼んでいる。
ドイツ:昨日(1月29日)、総勢255万人の組合員を擁するドイツの金属労組IGメタルは、金属・電機産業における使用者との現行賃金交渉で要求を勝ち取るために警告ストを開始した。
同労組は、低迷する消費者需要とドイツ経済の持続的回復に刺激を与えるのに役立つとの理由で、12カ月間で4%の賃上げを強く要求しており、向こう27カ月間で1.2%(1月1日からの15カ月間で1.2%、続いてその後12カ月間でさらに1.2%)賃金を引き上げるという使用者側の提示と、賃上げと無報酬の労働時間延長の導入とを結びつけようとする使用者側の要求を拒絶した。
ベルトルド・フーバーIGメタル副会長は同労組を代表して発言し、「労働組合は週35時間から週38時間への時短を目指して闘ってきた。週40時間に逆戻りすれば、製造部門で少なくとも40万人分の雇用が犠牲になる」と述べた。
IGメタルによれば、夜の12時直後に始まった昨日の警告ストには約1万6,000人の金属労働者が参加し、一連のストが続く中で今日は約5万人が正午までに仕事をやめた。
このストの打撃を受けた州は、バーデン=ビュルテンベルク、ババリア、ラインラント=プファルツ、ヘッセ、ニーダーザクセン、ベルリンの各州である。
2月5日に5回目の賃金交渉が行われる。
最新情報(2004年2月6日):労使代表は2月5日の丸1日の交渉で合意に至らず、数万人の金属労働者が全国でストライキを続けている。交渉は2月11日に再開の予定。
[2004年1月30日]
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