IMFニュースブリーフ

ランド・ローバーでストライキが終結

組合側は、このフォード所有の自動車メーカーで争議を解決するために交渉の再開を希望している。


イギリス:
運輸一般労働組合(T&G)とアミカス−AEEUの報告によれば、両組合は1月26日の24時間ストのあと、ウェストミッドランド州にあるランド・ローバーのソリハル工場とゲイドン工場での賃金闘争を終わらせるために、この自動車会社に正式にアプローチして交渉の再開を要請した。
 デイブ・オズボーンT&G全国書記は、24時間ストは組合員に全面的に実施されているが、「労働組合側は、争議を速やかに解決してさらなる混乱を回避することが、会社・組合員双方の利益になると考えている。ランド・ローバー関連労組は会社側に書簡を送り、取り決めをまとめるために交渉の再開を正式に要請した」と述べた。オズボーン全国書記によれば、労働組合側は、双方が前提条件を設けずにそのような交渉を実施することを求めている。
 会社側は2年間で、1年目に3.5%、2年目に小売物価指数(RPI)または3%の賃上げを提示しているが、労働側は「これでは週当たり最高25ポンド以上の収入を得ているフォード所有のジャガーで働く同僚と同水準にならない」と述べている。
 組合側は、膠着状態が続けば2月9日にランド・ローバー労働者による24時間ストを再度実施する、と発表した。
[2004年1月28日]