IMFが衝突後の協力継続を強く要請
コソボにおける暴力・戦闘の再燃を受けて、IMFは域内の加盟組織に支援・連帯の声明を送った。
セルビア・モンテネグロ:3月17日(水曜日)にコソボでセルビア人とアルバニア系住民との衝突が発生し、少なくとも22人が死亡、およそ500人が負傷したことを受けて、マルチェロ・マレンタッキ国際金属労連(IMF)書記長は、域内のIMF加盟金属労組に向けて以下の声明を発表した。
「コソボとベオグラードから届いた知らせは実に気がかりで、ひどく悲しいものだ。またしても民族的憎しみが理性を圧倒しそうである。
2週間前、旧ユーゴスラビアの全金属労組がプリシュティナに集まり、この地域で引き続き協力するために共同宣言(IMFウェブサイトに掲載)を発表した。
私たちは現地の加盟組織に対し、特に現在の状況においてこの困難な任務を続け、これまで同様に理性と人権の側につくことを要求する。
IMFは全面的に支援・連帯する。
一方、私たちは、国際社会が犯罪行為の責任者を処罰するだけでなく、この地域の社会・経済問題にも取り組み、『真の』仲裁者になることを要求する。
若い世代の失業率が高く、将来に希望を持てないことが、あらゆる種類の過激主義・民族主義の悲惨な源泉となっている。すでにバルカン諸国は、これらの恐ろしい害毒に高すぎる代償を払っている」
[2004年3月18日]
|