「労働者の健康は売り物ではない」
労働組合は職業安全衛生に関して労働者に絶えず情報を提供する大きな責任を負っているが、労働災害や健康上のリスクを予防する主要な責任は使用者にある。
ジュネーブ:4月28日の労働者の記念日と5月1日のメーデーで計画されている多くの活動の準備段階を迎えて、マルチェロ・マレンタッキ国際金属労連(IMF)書記長は全世界の労働組合に対し、職場安全衛生問題を改めて最優先課題に掲げるよう強く要請している。
IMF書記長は最新のオピニオン・コラムで、4月28日と5月1日に実施される多くの活動によって、組合は「機会を捕らえて『労働者の健康は売り物ではない』と強く主張」しなければならない、と述べている。
統計では、労働関連の健康上のリスクを全体的に把握することができない。事故で多くの死傷者が出ているだけでなく、職場が原因で無数の病気が発生している。これらの病気は労働者の健康に深刻な影響を及ぼし、そのリスクに長期にわたってさらされたあとで診断される場合が多い。
オピニオン・コラム全文はIMFウェブサイトで読むことができる。
[2004年4月22日]
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