グラバタイ自動車工場の懸念される状況
IMFはゼネラル・モーターズに対し、同社ブラジル工場での組合代表選挙を許可するとともに、安全衛生問題に取り組むよう強く要請した。
ブラジル:国際金属労連(IMF)はゼネラル・モーターズ(GM)本社に対し、ブラジルのグラバタイ自動車工場でGM経営陣が取り続けている行動に関して抗議した。その行為の中には、結社の自由の否定が含まれる。IMFは、同工場の安全衛生保護状況に関しても懸念を表明した。
マルチェロ・マレンタッキIMF書記長は今日(2004年5月19日)、G・リチャード・ワゴナー・ジュニアGM会長兼最高経営責任者に書簡を送り、この多国籍自動車メーカーが、同社グラバタイ工場の労働者が民主的に代表を決定できる自由で公正な選挙の承認を拒否していることに触れた。「IMFは、ポルトアレグレ金属労組(Sindicato Metalurgicos de Porto Alegre)がOECD多国籍企業ガイドラインに基づいて申し立てた苦情を全面的に支持する」とマレンタッキ書記長は書いた。同労組は、IMFに加盟する全国金属総連合(CNM/CUT)の傘下組織である。
マレンタッキ書記長は、同工場で労働災害に遭った労働者の不当解雇についても懸念を表明し、負傷した労働者の合法的な保護・権利すべてを確実に尊重するよう同社に求めた。IMF書記長はグラバタイのGM経営陣に、同工場の安全衛生条件に取り組むために措置を講じるよう強く要請した。
[2004年5月19日]
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