IMFがスーダンについて要請

労働組合は影響を及ぼすことができる。スーダンで進行中の途方もない人道危機の解決を支援するために、IMFは加盟組織に援助組織への貢献を要求している。

スーダン：国際金属労連（IMF）は加盟組合に対し、スーダンにおける現下の危機に取り組む人道援助組織への貢献を要請している。難民キャンプはひどい状況にあり、まさに悲劇である。これを「大虐殺」と表現する人もいれば、「大量殺戮」と言う人もいる。
　旱魃、減少する資源をめぐる競争、優れた統治と民主主義の欠如、容易に銃器を入手できる状態が長期にわたって続いたため、国内の衝突はますます残虐になり、政治色が強まっている。その結果、さまざまな地域や共同体から、およそ100万人が紛争の影響を受けて追い出され、都市部やキャンプに避難している。確認されたキャンプは、ほとんどが水不足に悩まされ、人間と動物の水飲み場の区別もない。キャンプの衛生・健康状態は深刻な影響を受け、病気が多発している。ダルフール西部全域の住民は避難地域においてさえ、依然として、さらなる紛争や持続的な集中攻撃の危険にさらされている。
　IMFは通常は労働組合問題を取り扱っているが、「この恐ろしい災難は人類全体に関係があり、特に労働組合が声を上げる必要がある」とマルチェロ・マレンタッキ書記長は言う。
　IMFは問題解決に貢献するために、「加盟組織は、スーダンの危機に取り組むプロジェクトを実施している信頼できる人道援助組織、オックスファムに接触することができる」と提案している。オックスファム・インターナショナルのウェブサイト（website www.oxfam.org――英語、フランス語、スペイン語）には、この紛争に関する必要な情報や、オックスファム・インターナショナルかその国内組織を通して寄付するための必要な情報が、すべて掲載されている。
［2004年7月30日］