ジェームズ・ハーディーに対するグローバル組合キャンペーン
アスベスト関連責任を回避しようとするジェームズ・ハーディーに対するグローバル・キャンペーンが激化しており、IMF加盟組織が先頭に立っている。
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グローバル:ジェームズ・ハーディーは先週、オーストラリア全域の主要都市で、米国オレンジ郡の本社ビル前で、またオランダで開かれた年次株主総会で、抗議行動に直面した。
かつてオーストラリア最大のアスベスト製品メーカーだったジェームズ・ハーディーは、アスベスト犠牲者に対する法的・道徳的責任を逃れようと試み、19億オーストラリア・ドル(13億米ドル)相当の資産を意図的にオーストラリアからオランダに持ち出し、法的に補償請求の手の届かない場所に移した。
国際金属労連(IMF)とオーストラリアおよびオランダの加盟組織は、世界中のグローバル・ユニオンや他の労働組合、アスベスト犠牲者支援団体とともに、ジェームズ・ハーディーに犠牲者への補償金を用意させるために闘っている。
ジェームズ・ハーディーは、今日(9月21日)オーストラリアの司法調査当局が発表した有罪を証明する報告書でも取り上げられた。この調査の対象は、ジェームズ・ハーディーがアスベスト製品の犠牲者に資金を供給するために、残りの資産を海外に移す前の2001年にオーストラリアに設立した医療調査・補償基金が、最高20億オーストラリア・ドル(14億米ドル)の資金不足に直面している問題だった。調査を主導したジャクソン氏は、ジェームズ・ハーディーは明らかに「欺き」、「支払うべき十分な資産を所有している」と報告した。
ジェームズ・ハーディー補償要求キャンペーンの全容については、IMFウェブサイトのキャンペーン・ハブページ
(www.imfmetal.org/jameshardie)を参照のこと。
[2004年9月21日]
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