ラテン・アメリカでIMF非現業労働者セミナー
この地域の組合は、ますます非現業労働者に固有のニーズに焦点を当てるようになっている。
ブラジル:2004年9月2〜3日、ブラジル、アルゼンチン、コロンビア、チリ、メキシコ、ベネズエラの加盟組織から約40人の代議員がサンパウロに集まり、非現業労働者の組織化に関する第1回国際金属労連(IMF)地域セミナーに参加した。
金属部門における産業の構造的・技術的変換に伴って、労働力構成に大きな変化が起こっており、雇用に占める非現業職務の割合が高まり続けている。
その結果、今年すでに開かれたIMF執行委員会は労働組合に対し、現業労働者とまったく同じように無慈悲な競争と企業リストラの矢面に立たされている非現業労働者にとって適切な組合になることを、もっと重視するよう要求した。
このIMFセミナーの目標は、この地域で非現業労働者の問題を提起し、組織化方針・戦略について討議することだった。議論に貢献する要因として、ヨーロッパやアメリカの労働組合も出席した。
CNM/CUTワーキング・グループ
例えばブラジルの全国金属総連合(CNM/CUT)からの報告によれば、同総連合は「非現業労働者の組織化・動員に関する具体的な方針の提案」を任務とするワーキング・グループを設置しようとしている。非現業労働者はブラジル産業の労働者の約30%を占めている。
「このセミナーは好評だった」とIMF書記局で非現業労働者を担当するアンヌ=マリー・ミュローは言う。「国内法の分野、労働力の構成、組合構造などが国によって異なるため、明らかに、非組合員に影響を及ぼすには異なる戦術・戦略を立案する必要がある。それぞれの組合が前進するための独自の方法を見つけなければならないが、雇用構造と組合員構造との格差拡大の問題に焦点を当てることが重要だ」と彼女は言う。
この会議では特に、ネットワークを確立して域内の非現業労働者とIMFとの間で接触や情報交換、連帯援助を促進することが決定された。
[2004年9月14日]
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