スウェーデンの組合とドイツの組合が団結してGM工場閉鎖計画に反対
スウェーデンとドイツのIMF加盟組合が団結し、ヨーロッパに生産を集中させる計画を発表したGMと闘っている。この計画によってスウェーデンかドイツで工場が閉鎖される可能性がある。
スウェーデン/ドイツ:今日(9月8日)、スウェーデンとドイツの労働組合が一緒にストックホルムで共同記者会見を開き、ゼネラル・モーターズ(GM)にスウェーデンかドイツで1工場を閉鎖する計画の中止を要求した。
GMは先週、2008年までにサーブ9-3とオペル・ベクトラの生産をヨーロッパの1工場に集中させる意向を発表した。現在、サーブ9-3はスウェーデン・トロルヘッタンのサーブ自動車で、オペル・ベクトラはドイツ・リュッセルスハイムのオペル工場で製造されている。
スウェーデンの労働組合(スベンスカ・メタル、SIF、CF)、欧州金属労連、ドイツの金属労組IGメタルは、この衝撃的な発表に対応して団結した。組合側は共同声明の中でGMに対し、締結された労働協約を尊重し、スウェーデンとドイツの労働者間の国際連帯を認め、受け入れられる解決策を取り決めるよう要求した。
また労働組合は、この発表に先立ってGM経営陣が欧州労使協議会に十分に情報を提供せず、協議しなかったことにも抗議した。
マルチェロ・マレンタッキIMF書記長もストックホルムで今日、「企業が地域社会同士を競い合わせるのをやめさせるには国際連帯が絶対に不可欠であり、IMFはスウェーデンとドイツの加盟組織が起こしている統一行動を全面的に支持する」と述べた。
[2004年9月8日]
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