IMFニュースブリーフ
IMFが労働組合教育担当者マニュアルを発行

労働組合の教育担当者・活動家を対象とする新しい資料が利用できるようになった。


ジュネーブ
:国際金属労連(IMF)は、教育担当者が労働組合教育プログラムを立案・改良するのを援助するための実用的マニュアル『エジュケイション・リフレクション・アクション』を発行した。「組合教育は強力な組合を確立するうえで不可欠な手段だ。組合は知識と技能がなければ生き残ることができない」とデービッド・セリグソンIMF教育担当役員は言う。
 『エジュケイション・リフレクション・アクション』は、能動的学習と成人教育について概説し、以下のような基本的問題に取り組んでいる。
● 労働組合教育とは何か。
● なぜ組合は教育を必要とするのか。
● 労働組合教育を利用して、21世紀に組合が直面する新たな課題のいくつかに対応するにはどうすればよいか。
 このマニュアルは37種類の活動を示しており、その利用を促進するために指導者向け解説が添付されている。モデル活動、チェックリスト、それに4大陸での日常的教育活動に対する洞察を与えるIMF加盟組合(AMWU、CAW、NUMSA、CNM/CUT)からの事例研究も盛り込まれている。
 このマニュアルは、教育活動を実施する人々を援助することを目的としており、ワークショップ、研究グループ、組合会合でも役立つ資料になるだろう。
 このマニュアルは、現在のところ英語版しかない。関心が示されれば、この出版物は2005年に他の言語にも翻訳されるかもしれない。
 『エジュケイション・リフレクション・アクション』は、IMFウェブサイト(www.imfmetal.org/educators)で入手できる。
[2004年10月7日]