IMFニュースブリーフ

IMF造船会議で枠組み協約が議題に

造船産業の労働者を代表するIMF加盟組織が会合を開き、国際枠組み協約を含むグローバルな組合戦略について討議する。


ドイツ:
ドイツ・ハンブルクで2日間(9月28日〜29日)にわたって開かれる最新の国際金属労連(IMF)造船作業部会で、グローバルな造船産業の未来について討議する。
 議題には、新しい造船協約をめぐる交渉に関する経済協力開発機構(OECD)のウォルフガング・ヒューブナー博士による概説、この産業の最新事態に関するIMFからの報告、さらに日本、韓国、ヨーロッパ、北米のIMF加盟組織から寄せられた最新情報が含まれる。また、成長している世界規模の船舶解撤産業における組織化と職業安全衛生の問題にも検討を加える。
 この作業部会は加盟組織にとって、国際枠組み協約(IFA)について、また多国籍企業に対して労働者の諸権利を組織化・擁護するための手段としてのIFAの役割について討議する機会にもなる。代議員は、どのようにIFAを造船産業で機能させ、この産業に適用することができるか検証する。
 この会合には18カ国のIMF加盟組合20団体から30人を超える代表が参加し、チェル・ビョルンダーレンIMF造船部会長が開会の辞を述べる。この会合に続いて、やはりドイツのハンブルクで開かれる世界最大の造船産業展示会「第21回造船・機械・海洋工学フェア」を訪問する予定である。
[2004年9月23日]