IMFニュースブリーフ

IMFがICFTU大会で未来について討論

IMF書記長は、より緊密な協力が必要であるという確信を表明する一方で、新しいグローバル組合協議会の設立はグローバルな団結を強化するための解決策ではないと主張した。た。


全世界:
今日(12月7日)、宮崎での第18回国際自由労連(ICFTU)世界大会におけるグローバルな団結の強化をめぐる討議で、マルチェロ・マレンタッキ国際金属労連(IMF)書記長は、新しいグローバル組合協議会の設立に反対する意見を述べた。
 「協力を改善できるかどうかは、ひとえに私たちの政治的意志にかかっている。そのために新しい機構を設立する必要はない」と、マレンタッキ書記長はICFTUのグローバル組合協議会設置案に関して主張した。
 「いわゆるグローバル・ユニオン統治機構の設立が問題の克服に役立つとは思わない」と書記長は説明した。
 「各組織の民主的プロセスに干渉することなく、共通のプロジェクトを合同で実施することができる。グローバル・ユニオン・フェデレーションの会議など、既存の調整機関の機能を改善することによって、共通のイニシアティブについて討議し、共同で計画するために必要な基礎を作ることができる」とマレンタッキ書記長は述べた。
 「私たちは、国際労働組合運動において、もっと連帯・団結して行動する必要があると確信している。これを可能とするためには、私たちが抱える問題の本質に一緒に取り組む必要がある」とマレンタッキ書記長は主張した。
 マレンタッキ書記長のスピーチ全文は、IMFウェブサイトのオピニオン・コラムで読むことができる。ICFTU世界大会で検討されている提案については、ウェブリンク(http://congress.icftu.org/)を参照のこと。
[2004年12月7日]