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労働者がDC工場閉鎖の威嚇に抗議

CNM/CUTは、ダイムラークライスラーがブラジルのジュイス・デ・フォラ工場におけるSUVとメルセデスAクラスの生産中止を発表したことを受けて、同工場の閉鎖に反対する抗議行動を実施した。


ブラジル:
CNM/CUTが4月8日に組織した集会に、1,500人を超える労働者と地域住民が参加し、ミナス・ジェライス州にあるジュイス・デ・フォラ工場を閉鎖するというダイムラークライスラー(DC)の威嚇に抗議した。DCはスマート・フォーモアSUVの開発中止とメルセデスAクラスの生産終了を発表した。その結果、ジュイス・デ・フォラ工場は生産する製品がなくなり、1,160人の雇用が危機にさらされる。
 「この工場を取り巻く状況は深刻だ。フォーモア・プロジェクトに代わる別の車両に関する知らせは入っていない」と、ジュイス・デ・フォラ労組のジョアン・ダシルバ副会長は語ったという。
 この工場は、ミナス・ジェライス州が公的資金から数億ドル相当の投資奨励金をDCに提供したあと、1996年に創設された。この奨励金には、土地の寄贈、輸送インフラの開発、税額控除、訓練、完全装備の通信・IT・医療施設の無料利用が含まれていた。
 IMFウェブサイトに写真が掲載されているサン・ベルナルド工場をはじめ、ブラジルの他のDC工場で働く労働者も連帯して行動を起こした。

最新情報:DCは、ジュイス・デ・フォラ工場を閉鎖せず、同工場で製造する新モデルを数週間後に発表する、と述べた。同社は、新しい生産概念が雇用にどのような影響を及ぼしうるかについては、コメントを差し控えた。一方、伝えられるところによれば、組合代表と政府代表は、工場を閉鎖するなら連邦・州・自治体政府が負担したすべてのコストを返済するようDCに圧力をかけることを検討しているという。
[2005年4月11日]