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イランで自動車労働者の不当拘留 イラン・ホドロ労働者のパルビズ・サラルバンド氏が、不公正な雇用条件を非難したことを理由に不当に拘留されている。 イラン:IMFは、中東有数の自動車メーカーであるイラン・ホドロ社の労働者、パルビズ・サラルバンド氏の即時釈放を要求している。サラルバンド氏は不当に拘留されており、何週間も前から消息が分からない。 イラン・ホドロ工場の労働者は、労働条件の悪化に抗議しており、政府と経営側によって労働組織の結成を阻止されている。労働者の多くが臨時契約で雇用され、正社員と同等の給付を受け取っていない。 サラルバンド氏は臨時労働者の要求に共感を表明したあと、2005年4月12日に同社の保安部に拘束され、以来、消息が分からなくなっている。同社保安部は同氏が拘留されていることは認めたが、詳しい情報の提供を拒んでいる。 IMFはイラン大統領に書簡を送り、サラルバンド氏の即時釈放を要求するとともに、この工場における基本的人権と労働者の諸権利の甚だしい侵害に抗議した。 イラン・ホドロは政府の管轄下にある企業で、ルノーが所有権株の51%を保有する合弁事業ルノー・パルスの共同出資者である。この合弁事業パートナーシップを通じて、イラン・ホドロは昨年、X90の生産を開始した。 同社の行動は、ILO条約、OECD多国籍企業ガイドライン、それにルノーとルノー世界従業員委員会、IMFが昨年締結した国際枠組み協約に明らかに違反している。これに基づいてIMFと加盟組織は、ルノーとの間でもこの問題を取り上げている。 [2005年5月12日] |