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IMFが非民主的な労働組合を除名

今日(土曜日)オーストリアのウィーンで開かれたIMF中央委員会は、ベラルーシの加盟組織AAMの除名を決定した。


オーストリア:
IMFは1年以上前から、自動車・農業機械労組(AAM)における事態の展開を警戒してきた。
 2003年12月の臨時AAM大会で、同労組のアリアクサンドル・ブクボスタウ会長と副会長が追放されたが、その背後には突き詰めていくとアレクサンドル・ルカシェンコ・ベラルーシ大統領の指示があったと思われる。
 また、IMFに入った報告によると、使用者側も大会代議員の選出に干渉して当時の指導部の敵対者を後援しただけでなく、どうやら大会に出席して「自分たちの」候補者が旧指導部に反対票を投じたかどうかチェックしたらしい。
 このような状況を背景に、2004年5月にIMF執行委員会は、AAMのIMF加盟資格を一時停止し、IMF中央委員会に同労組の除名を勧告することを全会一致で決定した。
 ベラルーシにおける政府の干渉に関して懸念を表明している組織は、IMFだけではない。ILO委員会も、ベラルーシ政府当局は労働組合の独立性に一貫して著しく干渉している、と報告した。
 ユルゲン・ペータースIMF会長は、今日の中央委員会で次のように述べた。「連帯に基づくIMF共同体からの除名は、最後の手段でなければならない。しかし、非民主的な方向へ進んでいる労働組合を容認することはできない」
 ベラルーシのIMF加盟組織はREPAMだけになった。
[2005年5月21日]