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STマイクロエレクトロニクス・モロッコが労働者の諸権利を侵害 多国籍企業STマイクロエレクトロニクス・モロッコは、労働者が組合代表制を打ち立てたことに対して2人の職場委員を解雇し、基本的労働組合権を侵害した。 モロッコ:IMFに入った情報によると、多国籍企業STマイクロエレクトロニクスの経営陣は、170人の技師・技術者を雇用するラバトの研究・設計施設で基本的労働組合権(特に結社の自由)を甚だしく侵害している。 モロッコ労働組合(Union Marocaine du Travail、UMT)からの報告によれば、7月13日に労働者の総会が開かれ、モロッコ労働法に従って労働組合代表制の確立が決定されるとともに、労働者代表の選挙が実施された。 その翌日、経営陣は、選出された職場委員に解雇の脅しをかけるなど不法な圧力を加え始め、数日後に職場委員のうち2人を解雇した。 STマイクロエレクトロニクス従業員代表とフランスおよびイタリアの金属労組は、同社のシャスタネール(Chastagner)人事担当副社長への公開書簡を公表した。この書簡は、同社の反組合的行動を非難し、不法に解雇された従業員の即時復職を求め、世界中のすべてのSTマイクロエレクトロニクス事業所で国際的に認知された最低労働基準を尊重するよう要求している。 [2005年8月4日] |