IMFニュース・ブリーフス
アサルコ労働者が会社側の提案を拒否

グルポ・メヒコの子会社アサルコの労使は、すでに2カ月以上続いているストライキの終結に関して合意に達することができなかった。今後数週間に新たな交渉を実施し、争議の解決策を探ることが期待される。

アメリカ:グルポ・メヒコのアメリカ子会社アサルコの労働者は、アリゾナ、テキサス両州の採掘現場でストライキを終結させるための会社側提案を拒否した。
　このストは2カ月以上前から実施されている。7月4日に1,500人の労働者が、世界市場で銅価格が過去最高水準に達している時期に給付削減を受け入れることを拒否し、スト実施を決定した。
　大きな意見の対立を生んだ問題は、組合側が、会社が売却されても引き続き労働者を代表できるよう保証を求めたことである。
　アサルコのダニエル・テレチー（Daniel Tellechea）最高経営責任者は組合幹部を批判し、「ストライキの解決策を見つけたがっていないようだ」と言った。
　組合指導者のテリー・ボンズ氏はロイター通信社に「労働者はアサルコの提案を拒否したが、私は数日以内に会社側に接触し、交渉の再開に努めることになるだろう」と語った。「私たちは会社側との話し合いを拒否したわけではない。そうではないということを証明できる。新たな交渉日を設定するために努力するつもりだ」とボンズ氏は付け加えた。
［2005年9月14日］