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2004年に殺害された組合活動家は145人

労働組合権侵害に関する最新のICFTU年次調査によれば、2004年には145人の労働組合活動家が殺害された。さらに数百人が激しい攻撃や殺害の脅迫を受けた。


ブリュッセル:
国際自由労連(ICFTU)は10月18日、労働組合権の侵害に関する最新の年次調査を発表した。5大陸すべての136カ国を対象とするこの調査によると、2004年に労働組合活動を理由に殺害された被害者は合計145人で、昨年よりも16人多い。
 この報告書は、労働組合活動家に対する激しい攻撃が700件を超え、殺害の脅しが500件近くに上ったことも伝えている。多くの国々の組合活動家が相変わらず投獄や解雇、差別に直面する一方で、労働組合の組織化や団体交渉を妨げる法的障壁が悪用され、何百万人もの労働者が権利を奪われている。
 アジア太平洋地域は組合活動家の投獄件数が最も多く、南北アメリカは殺害および殺害の脅迫が最も多い地域として際立っている。コロンビアは、今回もまた労働組合活動家にとって最悪の国であり、政府が労働組合運動を弱体化させようと組織的に画策する状況の中で、殺害が99件、殺害の脅迫が数百件に上った。
 この調査報告書は、ICFTUウェブサイト・リンクで英語版、スペイン語版、フランス語版、ドイツ語版を入手可能。
[2005年10月18日]