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ミュンヘンのインフィニオンで労働者がストライキ

インフィニオンのミュンヘン工場で働く労働者は、2007年の閉鎖が発表されたあと、何とか雇用を守り、よりよい報酬パッケージを確保しようとストを実施している。


ドイツ:
世界有数のチップ・メーカー、インフィニオンのミュンヘン=ペルラッハ工場の労働者は、スト決行を圧倒的多数で決定した。ストライキは10月24日(月曜日)に始まった。
 同社は、「2007年にミュンヘン工場を閉鎖し、生産事業を他の工場に移転する」と発表した。IGメタルと労働者は、会社におよそ1億ユーロの損害を与えるであろう、この閉鎖に反対している。同労組は、影響を受ける労働者400人に対する会社側の提示を「容認できない内容」と表現した。会社側は、この閉鎖は避けられないと発表したが、交渉の用意があるとも述べた。
 一方、インフィニオンは、検察が元CEOウルリヒ・シューマッハを贈賄の疑いで調べ始めたあと、同CEOへの報酬支払いを凍結した。シューマッハは現在、カリフォルニアを拠点とするプライベート・エクイティー会社で働いている。
[2005年10月25日]