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労働組合がアルコア‐アルキャン戦略を立案へ

アルコアとアルキャンのIMF加盟組合がモントリオールで会議を開き、変化の激しい環境における難題と対策について議論した。


カナダ:
10月3〜5日、110人を超える代議員が集まり、多国籍アルミ・メーカーのアルコアとアルキャンに対処するための将来の労働組合戦略について議論した。この会議にはブラジル、カナダ、フランス、オランダ、ロシア、スイス、イギリス、アメリカから代表が参加した。
 会議開催中に多くのパネル討論が行われ、団体交渉、安全衛生、組合組織化、国際枠組み協約などの問題を取り上げた。代議員は討論を通して情報を交換し、現在アルコアとアルキャンで直面している問題(電力供給、リストラ、労働コストに対する圧力の高まりなど)をより深く理解することができた。
 「会議の結果は実に有益であり、組合が直面している難題をより明確に理解できた。IMFは、これらの問題に責任を持って取り組んでおり、フォローアップ活動の基礎となる戦略文書を発表する予定だ」と、ロブ・ジョンストンIMF非鉄金属担当部長は述べた。
 アルコアについては全米鉄鋼労組(USW)が、アルキャンについてはカナダ自動車労組(CAW)が、将来のIMF活動のまとめ役を務めることに同意した。
[2005年10月17日]