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デルファイの労働者が団結

デルファイで雇用・医療・年金を求めて闘っているアメリカの6組合が団結し、Mobolizing@Delphi連合を結成。IMFは全面的支援を誓約した。



アメリカ:
全米のデルファイ労働者を代表する6つの組合がMobilizing@Delphi連合を結成し、強力な連携によって、勤労者世帯と地域社会に対する同社の攻撃と闘うことを誓約した。
 デルファイ・コーポレーションは、連邦破産法11条の破産手続きを利用して抜本的なリストラを実施し、アメリカの産業労働者の生活水準を破壊しようと試みている。それに加えてデルファイは、破産から立ち直ったら約500人の「主要従業員」にボーナスとして数千万ドル分の株式・現金を支給する予定だ。
 6組合は合計で、3万3,000人を超えるデルファイ労働者と550万人以上の現役・退職組合員を代表している。Mobilizing@Delphi連合は次の組合で構成される。
●全米自動車・航空宇宙・農業機械労組(UAW)
●全米通信労組=全米電機労組(IUE-CWA)
●全米鉄鋼労組(USW)
●国際電気工組合(IBEW)
●全米機械工・航空宇宙労組(IAMAW)
●国際機械運転士労働組合
 関連組合は連合の結成に当たり、共同声明を発表した。この声明文はIMFウェブサイトで入手可能。
 IMFは6組合に書簡を送り、デルファイとの闘いへの全面的支援を誓約した。
 「金属労働者は、雇用を保護し賃金・労働条件を守るために数十年にわたって続けられてきた闘いにおいて、関連各組合とデルファイ労働者を全世界で支援し、連帯する」と、マルチェロ・マレンタッキIMF書記長は書いている。
[2005年11月10日]