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ジンバブエで大量逮捕

昨日(11月8日)、ジンバブエで貧困に抗議していた労働組合活動家が大量に逮捕された。IMFは、ムガベ政権に抗議文を送り、活動家の即時釈放を要求するよう呼びかけている。


ジンバブエ:
11月8日、ジンバブエで貧困に対する抗議行動が実施された際、労働組合活動家が大量に逮捕された。
 IMFに入った当初の報告によると、最高400人の組合活動家が逮捕され、その中には金属労働者100人と、IMF傘下のジンバブエ金属労連に加盟するNEWUのジャフェット・モヨ(Japhet Moyo)書記長が含まれているとのことだった。
 この全国貧困抗議行動を組織したジンバブエ労働組合会議のスポークスパーソンからの続報によれば、ZCTUのラブモア・マトンボ(Lovemore Matombo)会長とウェリントン・チベレ(Wellington Chibele)書記長を含む200人もの労働者が、ハラーレで逮捕された。新聞報道では、逮捕者数は80人近くに上るという。
 労働組合は、大量失業とインフレ率360%という現在の社会経済情勢によって労働者が貧困にあえいでいる実態を、使用者・政府に示すために抗議していた。
 デモ参加者は次のことを要求していた。
●生活賃金
●最高所得税率の40%から30%への引き下げ
●HIV/エイズ感染者への抗レトロウイルス薬配布の改善
●アジア諸国からの低価格品流入の阻止
 「IMFは今回の逮捕を非難し、労働者の即時釈放を要求している」と、マルチェロ・マレンタッキIMF書記長は述べた。
 「IMFは加盟組織に対し、ジンバブエの労働者・労働組合との連帯を示し、IMFとともにムガベ政権に抗議文を送るよう要求する」
 IMFが送付した書簡はIMFウェブサイトで公表されている。
 抗議文は下記まで。
His Excellency Robert G. Mugabe
President
Causeway
Harare
ZIMBABWE
ファックス:+263 4 70 85 40

[2005年11月9日]