IMFニュース・ブリーフス
ボーイングでまたストライキ

アメリカのボーイング・スペース・アンド・ディフェンス労働者は、会社側による最新の譲歩案の提示に反対してストを実施している。


アメリカ:
全米機械工・航空宇宙労組(IAMAW)が組織化する1,800人近くの労働者が、ボーイング社のスペース・アンド・ディフェンス・システムズでストライキを実施している。
 組合員は、会社側が労働協約交渉で提示内容の変更を拒否したあと、11月2日午前0時1分にストを開始した。ボーイングは前四半期に10億ドルの純利益を上げていながら、労働側の譲歩を強く要求している。
 ボーイングは、将来の労働者から退職医療給付を取り上げ、従業員の医療費自己負担の上限を撤廃しようと試みた。その結果、9月にボーイング商業部門の機械工労組が28日間のストライキを実施した。
 9月のストライキで、労働側は上記2つの権利を守ることができた。にもかかわらずボーイングは、スペース・システムズ部門の労働者に同じ譲歩を要求している。
[2005年11月7日]