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IMFがオーストラリアの労働法を非難 ジュネーブで開かれたIMF執行委員会は、今週オーストラリア連邦議会に提出された極めて厳しい労働法を非難し、抗議行動を要求した。執行委員会は、2006年のIMF予算と活動プログラムも採択した。 ジュネーブ: IMFは今日、今週オーストラリア連邦議会にハワード保守政権が提出した厳格な労働法を非難した。 IMF執行委員会は会合で、これらの厳しい法律との闘いにおいてオーストラリアの労働者を支援することを全会一致で決議した。 IMFは、オーストラリア大使館でのデモ、オーストラリア政府への抗議文、各国を訪問するオーストラリア政府代表団に対する抗議など、世界中で抗議行動を実施するよう呼びかけた。 執行委員会は11月2日〜3日の2日間にわたってジュネーブで会合を開き、初めて参加した8人の新任女性メンバーを歓迎した。 この会合で執行委員会は、2006年の予算と活動計画を採択し、世界貿易・開発問題について討議した。執行委員会は活発な討論を経て、2006年の中国関連活動プログラムも採択。このプログラムには、中国の金属部門に関する調査の実施、IMFウェブサイトにおける中国関連情報の提供や人権侵害の公表、中国での試験的セミナー開催が含まれている。 ラテンアメリカ地域で活動している労働組合の現状に関する報告のあと、執行委員会は、この地域でIMFが過去数年間に上げた実績と今後実施すべき活動について議論した。 執行委員会は次の3組合の加盟も承認した。 ●チリの全国組立産業労組(Sindicato Interempresa Nacional de Trabajadores Montaje Industrial、SINAMI) ●コソボ独立金属労組(Independent Trade Union of Metalworkers of Kosovo、SPMK) ●ペルー全国中央金属・電機産業労組(Central Nacional de Trabajadores Industriales del Metal & Electro Mecanica del Peru、CEMETAL) [2005年11月3日] |