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ゲルダウのロックアウトが終了

ゲルダウ・アメリスチールは6カ月を超える不法ロックアウトの末、米国テキサス州ボーモント工場の労働者の職場復帰を決定した。


アメリカ:
ブラジルの製鋼大手ゲルダウの米子会社であるゲルダウ・アメリスチールは、ボーモント工場での労働者300人のロックアウトを終了し、12月12日から労働者を職場に復帰させることを決定した。
 ロックアウトが始まったのは5月26日、労働者が会社側の譲歩要求への同意を拒否したときだった。全米鉄鋼労組(USW)は声明文の中で、「このロックアウト終了決定は、アメリカの経営陣と反組合的な顧問弁護士による強制的な工場閉鎖がそもそも間違っていたことを会社側が自認したに等しい」と述べている。
 ロックアウト実施中、ゲルダウの労働者は、ブラジルのIMF加盟組合やその他のIMF加盟組織数十団体をはじめ、世界中から連帯支援を受けてきた。
 USWとゲルダウ・アメリスチールは、旧労働協約が失効した同社事業所3カ所すべて(テキサス州ボーモント、アイオワ州ウィルトン、ミネソタ州セントポール)で交渉を続けている。
 「アメリカの経営陣と弁護士が組合の誠実な努力にきちんと対応する姿勢を見せなければ、新年早々、3工場の全部または一部でストが実施される重大な危険がある」とUSWは言う。
 「ロックアウトの終了は喜ばしいことだが、私たちは引き続きゲルダウ各工場の労働者に関与している。争議が終了しても国際連帯は終わらない」と、ロブ・ジョンストンIMF鉄鋼担当部長は言う。

[2005年12月6日]