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セアト労働者が2回目の警告スト

会社側の雇用削減計画に反対して数千人の労働者がデモを実施した。


スペイン:
経営側が発表した1,346人分の雇用削減計画に抗議して、1万2,000人のセアト労働者の大部分が、先週バルセロナで24時間の警告ストを支援した。この大々的なデモは、1カ月の間に行われた2回目の警告ストだった。
 フォルクスワーゲンのスペイン事業は以前、従業員が1,400人過剰だと主張し、労働時間と給料の10%削減を提案したが、労働組合代表はこの再建計画案を拒否した。組合側は、雇用削減の中止と、58歳以上の従業員を対象とする早期退職計画による社会的責任のあるリストラとを要求している。
 伝えられるところによれば、同社は「労働者が雇用削減を受け入れなければ7億ユーロの投資決定を撤回する」と言って威嚇したという。新聞報道によると、セアトは1月にさらに多くの抗議に直面する可能性がある。

[2005年12月5日]