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IMF航空宇宙会議が決議を採択

この決議は特に無保証部品の使用に関する問題に取り組んでいる。

トゥールーズ： IMF航空宇宙産業運営委員会とIMFエアバス／ボーイング・ワーキンググループは10月19〜21日にフランスのトゥールーズで会合を開き、航空宇宙関連産業の安全・保安に関する決議を採択した。
　この決議は、航空の安全性、整備、そして特に「未承認」部品の問題に取り組んでいる。未承認部品とは、メーカーの保証を受けておらず、一般に純正部品の品質基準や条件を満たしていない部品である。
　この背景には、航空産業の価格競争激化で、航空各社が保守修理コスト削減圧力を強く受けるようになっている状況がある。無保証部品を使いたい誘惑が強くなっている。
　この決議は特に、各国に次の措置を要求している。
●航空会社と整備会社に対し、航空機メーカーが承認した保証部品だけを使用するよう義務づけなければならない。
●航空機の廃棄を監視し、未承認部品が市場に出回ることのないようにしなければならない。
●各国に整備・修理ステーションを監視させ、可能な限り高い基準を確保するとともに、これらの作業に最も技能レベルの高い労働者を利用しなければならない。
　この決議は、航空宇宙・航空安全を担当する国内レベル・国際レベルの公式機関に配布された。

［2005年12月４日］