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ジェームズ・ハーディー、アスベスト被害者に補償へ

ジェームズ・ハーディーに同社アスベスト製品の被害者への補償を求める組合主導のキャンペーンが終わりに近づき、同社は33億米ドルの支払いを約束した。


オーストラリア:
12月1日、かつてオーストラリア最大のアスベスト含有製品メーカーだったジェームズ・ハーディーとニューサウスウェールズ政府とが協約を締結し、オーストラリアのアスベスト被害者に33億米ドルが支払われることになった。
オーストラリア労働組合協議会(ACTU)のグレッグ・コンベット書記は次のように述べた。
「今回の協約締結は、昨年12月にジェームズ・ハーディーと関連組合とアスベスト被害者団体とが交わした仮協約における同社の約束に、法律的な効力を与えるものだ」
この協約に基づき、連邦政府はジェームズ・ハーディーが補償金について税額控除を請求することを認め、基金からの収入を非課税とする。
長期に及んだ紛争が解決したことで、組合側はジェームズ・ハーディー製品の使用禁止をすべて解除した。

[2005年12月21日]