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フォードがアメリカで雇用を削減

IMFはUAWとともに、2012年までにアメリカで最大3万人分の雇用を削減し、7工場を閉鎖するというフォードの発表に深い失望を表明した。


アメリカ:
フォード・モーター社は、2012年までに2万5,000〜3万人分の雇用を削減し、7工場を閉鎖すると発表した。フォードによると、この工場閉鎖で同社の生産能力は2008年までに120万台分(26%)減少する。加えてフォードは、今後2カ月間に役員の12%を削減する予定。
 この発表を受けて、全米自動車労組(UAW)のロン・ゲッテルフィンガー会長とジェラルド・バントム副会長は、「フォードの発表に大変失望している。これは何千人もの勤勉なフォード労働者にとって衝撃的なニュースだ」と述べた。
 「この発表は、さらに労働者全員を重苦しい気分にさせている。というのも、いずれ別の工場も閉鎖するという発表が控えているからだ」と2人は述べた。
 「2002年の再建プランと同様に、この新しいWay Forward計画も、フォード車への需要減に生産能力を「一致させる」ための雇用削減と工場閉鎖に基づいている。しかし今、焦点を当てなければならないのは、そうではなく、消費者に革新的で魅力のある製品を提供することによって、この競争市場でマーケットシェアの獲得に努めることだ」
 「発表された工場閉鎖と今後の発表は、現在行われているフォードとの議論の主題だ」と、ゲッテルフィンガー会長とバントム副会長は述べた。「確かに、今日の発表で2007年の交渉は、なおさら困難に、なおさら重要になるばかりだろう」
 マルチェロ・マレンタッキIMF書記長はUAWとともに、雇用を削減してフォード労働者の今後をさらに不透明にする同社の決定に深い失望を表明した。
 「労働力の削減は、フォードが輝かしい未来を生み出すための方策ではない。経営陣がマーケットシェアの維持に失敗した代償を労働者に払わせてはならない」と書記長は語った。


[2006年1月24日]