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ボッシュIFAの実施

サプライヤーによるボッシュIFA遵守状況の見直しは、ボッシュ世界協議会で同社の労働者代表が合意した次なる実施措置の1つである。


ドイツ:
2月15日にドイツのアプシュタットで開催されたボッシュ世界会議で、ボッシュとの国際枠組み協約(IFA)の実施が最重要課題に挙げられた。
 検討された初期のIFA実施措置は以下のとおり。
●労使関係の現状と展開に関する情報交換の強化
●できるだけ多くのボッシュ事業所を対象とするネットワークの一貫した拡大
●IFAに関する包括的な社員教育
●有名なボッシュ・サプライヤーを対象とするIFA遵守状況の見直し
 オーストラリア、ブラジル、韓国、南アフリカ、アメリカの代表をはじめ、世界中から集まった30人近い労働組合活動家が、総勢40人の欧州従業員代表委員会グループとともに議論に加わった。
 ボッシュとの枠組み協約は2004年に締結され、同社が社会・環境要因に配慮しながら経済的目標を追求することを明記している。この協約の原則は、国際労働機関(ILO)の中核的労働基準に基づいている。
 ボッシュはドイツ系多国籍企業で、32カ国の自動車・工業・建設技術分野で活動している。

[2006年2月15日]