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ボーイングのストライキ、アメリカで終了するもオーストラリアでは続く

アメリカのボーイングでのストライキは2月2日、機械工労組の組合員が新しい協約の承認を票決したあと終了した。オーストラリアでは、会社側が労働協約の取り決めを依然拒否しているため、ボーイング労働者のストが続いている。


オーストラリア/アメリカ:
アメリカのボーイングでのストライキは2月2日、全米機械工・航空宇宙労組(IAM)の組合員が新しい協約の承認を票決したあと終了した。
 2005年11月2日、会社側が労働協約交渉で提示内容の変更を拒否したあと、まずボーイングのロケット・スペース・アンド・ディフェンス施設に雇用される1,500人の労働者がストに入った。
 新聞報道によると、承認された協約には、2008年10月に失効する協約の有効期間中に平均1万3,700ドルの賃上げが盛り込まれている。
 オーストラリアでは、ニューサウスウェールズ州のウィリアムズタウン・オーストラリア空軍基地でボーイングに雇用される27人の労働者が、会社側が労働協約の取り決めを拒否した問題をめぐってストを続けている。スト中の労働者はオーストラリア労組(AWU)の組合員で、250日間以上ストライキを実施している。
 オーストラリアの労働者と組合は、法的に実施可能な団体交渉権を規定していない新労働法に基づき、ボーイングで見られる事態が全国に広がることを懸念している。
 オーストラリアのボーイングの状況に関する詳細については、AWU抗議ウェブページ(www.awu.net.au/boeing)を参照のこと。


[2006年2月3日]