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PSAプジョーシトロエンがIFAを締結 中核的労働基準を超える義務を盛り込み、サプライヤーにも同じ義務を負わせていることが、PSAプジョーシトロエンとIMF、EMFが3月1日に締結したIFAの目玉だ。 パリ: PSAプジョーシトロエンは3月1日、IMF、欧州金属労連(EMF)、それにフランスの全関連企業を含む欧州従業員代表委員会の連絡委員会とともに、国際枠組み協約(IFA)に署名した。 この協約は同社に対し、結社の自由、団体交渉権、同一賃金を受け取る権利、強制労働・児童労働の禁止、差別の禁止に関する条項をはじめ、国際労働機関(ILO)中核的労働基準の遵守を義務づけている。同社は以下についても同意している。 ●人並みの賃金を支払う。 注目に値するのは、この協約が強い文言で、PSAプジョーシトロエンのサプライヤーや取引先も、継続的な取引関係を確保するにはIFAの原則を守らなければならない、と定めていることだ。 また、このIFAは協約の実施・監視を促進するために、PSAプジョーシトロエンと同社関連労組が、3年後に世界委員会の設置を検討することも義務づけている。 PSAプジョーシトロエンの欧州事業は12カ所の生産センターを擁し、内訳はフランス6カ所、スペイン2カ所、イギリス、イタリア、チェコ共和国各1カ所である。同社はいくつかの組立事業の主要な合弁事業パートナーでもある。PSAプジョーシトロエンは150カ国以上に進出しており、中・東欧、ラテンアメリカ、中国で国際的な事業展開に力を入れている。 全世界の従業員数は20万7,200人で、12万8,000人がフランス、7万9,200人がその他の国々で働いている。 [2006年3月2日] |