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PSAがライトン工場の閉鎖を発表

2007年中ごろまでにPSA英国ライトン工場が閉鎖され、2,000人を超える労働者が職を失う。


イギリス:
PSAがライトン工場閉鎖の意向を発表し、その結果、2,300人の労働者が解雇に直面している。同社の計画によると、工場閉鎖は2段階に分けて行われ、2006年7月に半分、2007年中ごろまでに残り全部が閉鎖される。コベントリー地域などの部品サプライヤー事業で、さらに失業が発生する可能性がある。
 ライトン工場は1999年からプジョー206モデルを生産しており、それ以外のモデルは割り当てられていない。一方、PSAは、今年後半にスロバキアの工場でプジョー207の生産を開始する予定だ。
 組合幹部によると、PSAは労働者の意見を十分に聞かずに閉鎖を発表した。同社は先ごろ、IMFおよびPSA関連労組と国際枠組み協約を交渉・締結したばかりである。
 イギリスの組合幹部は、一連の会議を開いて閉鎖計画の撤回を要求し、同社の行動は「無神経」かつ「社会的責任に欠ける」と主張した。
 「私たちは間違いなく、極めて急を要する問題として、同社および関係閣僚とともに、この破壊的な決定を撤回させる方法を模索するつもりだ」と、トニー・ウッドリー運輸一般労働組合書記長は述べた。
 デリク・シンプソン・アミカス書記長は、「イギリスの労働法が不十分であり、そのために労働市場の柔軟性が高いことが、同社の行動を招く一因となった」と指摘した。
 フランスの組合は、PSAライトン工場の労働者・労働組合との連帯を表明している。

[2006年4月19日]