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フォルクスワーゲン、ブラジルで大幅雇用削減へ

ブラジルの金属労組は、3つのVW工場で労働者5,700人を解雇する計画に抵抗することを誓約した。


ブラジル:
フォルクスワーゲン・ド・ブラジルは5月4日、世界規模のリストラの一環として2008年に5,700人の労働者を解雇する計画を発表した。VWはブラジルでほぼ2万2,000人の労働者を雇用している。
 ブラジルのVW労働者は、先の協約に基づいて2006年10月まで雇用を保障されている。サンベルナルド、タウバテ、サンジョゼ・ドス・ピニャイスの3つのVW工場が、この削減の影響を受けるだろう。そのほかに2つの工場がある。いくつかの工場からVW労働者が集まり、超過労働の即時中止を決定した。
 金属労組のCNM/CUTとCNTM/FSは、この計画に抵抗することを誓約した。計画が実施されれば、解雇されたVW労働者にとどまらず、VWに部品を供給する企業で働く労働者にも広く影響が及ぶだろう。


[2006年5月10日]