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カナダの鉄鋼労働者、ゲルダウとの協約を承認 この妥結により、賃上げ・年金増額、安全衛生の改善、契約ボーナスが確保された。 カナダ: セント・アンドリューズにあるゲルダウ・アメリスチールのマニトバ・メタルズで働く全米鉄鋼労組(USW)第8740支部の組合員は、ちょうど2週間の交渉を経て、同社セルカーク工場に鉄スクラップを供給するこの施設の労働者87人を対象とする新しい5カ年労働協約を承認した。 このセント・アンドリューズ協約に基づき、労働者は次のような成果を獲得する。 ●750ドルの契約ボーナス ●1時間当たり合計2.15〜3.55ドルの年間賃上げ ●30%の年金増額 ●安全衛生規定の改善 ●新規採用創出の可能性がある維持管理ポストの新設 ●会社支給の作業着・上着 ●苦情処理を改善する新しい仲裁プロセス ●安全衛生委員会メンバーを対象とする30日間にわたる会社後援の訓練プログラム カナダの経営陣と比較的迅速に合意したのとまったく対照的に、ゲルダウがアメリカで取っている行動は望ましいものではない。アメリカでは、同社との7つの労働協約がすでに失効し、先ごろ下されたUSW組合員を支持する裁定により、ゲルダウの労働協約違反が確認された。 「ゲルダウ経営陣がアメリカの製鋼施設を取得して以来、問題ばかり起こっている」とレオ・W・ジェラードUSW国際会長は述べ、ゲルダウがケンタッキーにある工場の1つで労働者への利益分配の支払いを拒否した一件に触れた。USWは同社と闘い、組合員のために200万ドルを超える未払賃金を勝ち取った。 「ゲルダウは、アメリカの労働者の誠実な取り扱いを拒否する限り、カナダの組合と適正な関係を維持し、本国ブラジルの組合とうまく付き合うことはできない」 「そろそろホルヘ・ヨハンピーター・ゲルダウ会長兼CEOがアメリカに来て交渉に関与し、タンパ経営陣がゲルダウを破滅に追いやるのを未然に阻止しなければならない」と、ジェラード会長は述べた。 全米鉄鋼労組は、北米のゲルダウ事業所13カ所で約3,000人の労働者を代表している。 [2006年8月4日] |