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世界最大の銅山でスト開始 エスコンディーダの労働者が権利を守るためにストを実施している。 チリ: 世界最大の民間産銅会社であるチリのエスコンディーダ鉱山で、2,000人を超える労働者が今週月曜日、賃上げその他の給付を求めて無期限ストを開始した。チリで2番目に繁栄する地域の主要都市、アントファガスタでスト中の労働者に、数人の組合指導者が連帯支援を寄せた。オーストラリアのBHPビリトン傘下のエスコンディーダによれば、生産の約60%に影響が出ている。組合は、同社が対話の継続に関心を示さなかったためにストを指令した、と述べている。 「合意に達することができなかった。会社側は組合の労働協約案を一顧だにしなかった。会社側の案は、ボーナス削減を狙って月給を下げるという目的だけに重点を置いている。これは労働者の利益にならないと思う」と、組合指導者のペドロ・マリン氏はあるラジオ局に語った。 エスコンディーダは銅価格上昇で利益が増えているため、労働側は13%の賃上げと1,600万チリ・ペソ(2万9,629米ドル)のボーナスを要求している。 また、この地域の住みにくさを理由に、ボーナスの5%引き上げも要求している。この鉱山は標高3,000メートルで、アントファガスタから東南に180キロメートルの場所にある。この事態の展開を受けて、鉱業部門では国内レベル・国際レベルで懸念が生じている。鉱業部門は、組合指導者たちがどのような立場を取り、会社側がこの争議をどう管理するか注視している。 2006年8月8日 |