IMFニュース・ブリーフス
VWで雇用削減の可能性

労働組合は、組合員にとって可能な限り有利な成果を求めて闘うために、国境を越えて協力している。


ジュネーブ:
IMFは今日、ブリュッセルのフォルクスワーゲン(VW)工場で雇用削減の可能性があることに関して懸念を示し、多国籍企業への対処にあたってグローバルな労働組合の団結を目指すという意思を改めて確認した。

「金属労働者と金属労組の間には、世界規模で国際連帯の長い伝統がある。労働組合は、VWの人員削減計画によって突きつけられたこの当面の課題に、協力して取り組んでいる」とマルチェロ・マレンタッキIMF書記長は述べた。

「労働者のために可能な限り有利な成果を確保することは、常に労働組合の責任だ。多国籍企業で雇用削減に直面したとき、労働組合は国境を越えて活動し、組合員のために最善の解決策を見つけなければならない」

「現時点でVWは雇用削減をはっきり決めていないが、労働者が職を失う可能性があることは明白だ。ヨーロッパのVW工場に組合員がいる労働組合は来週、欧州金属労連の傘下で会合を開き、ブリュッセルの状況について議論し、統一的な対応を練り上げる」とマレンタッキ書記長は語った。

「IMFは、この問題に関して労働者と労働組合を全面的に支援しており、引き続き注意深く状況を監視する」

[2006年11月22日]