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現代でスト終結、労使が合意

現代自動車は労働者に年末ボーナス全額を支給する。


韓国:
現代自動車当局者によると、同社は労働者へのボーナス全額支給に同意し、逮捕状請求や訴訟、ストライキに発展した3週間の労使紛争が終結した。
「労働者が生産目標を達成するまでボーナス全額支給を延期する」という会社側の提案を組合が受け入れ、労使は合意に達した。当局者の予想では、生産目標は2007年2月末までに達成されるだろう。
労使間の緊張が発生したのは、この韓国最大の自動車メーカーが「ストや職場離脱が原因で2006年の生産目標が達成されていない」と主張し、従業員への年末ボーナス全額支給を拒否したためだった。
同社はボーナスを月給の150%から100%に削減したが、この決定は組合の意見を聞かずに下された。削減が発表されると、現代の事業所では職場離脱や座り込み抗議が行われ、スト決行のおそれが生じた。
さらに、伝えられるところによれば、蔚山と全州にある同社の主要工場で組合員が超過労働を拒否した。
これに対して会社側は、生産損失を理由に組合を相手取って10億ウォン(107万米ドル)の損害賠償請求訴訟を起こし、組合役員22人の逮捕と現代自動車労組のパク・ユギ委員長およびアン・ヒョンホ首席副委員長に対する令状を請求した。
今回の合意でボーナス支給問題は決着をみたが、組合員に対する訴訟・告発の問題は未解決である。

[2007年1月18日]