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CAW、フォードで有利な早期退職勧奨制度を確保

フォードは来年までに北米9工場の閉鎖を計画している。


カナダ:
カナダ自動車労組(CAW)とフォード・モーター社は、フォードのCAW組合員を対象とする退職奨励策の改善で合意に達した。
同社は、すでにカナダとアメリカでの大量レイオフと工場閉鎖を発表している。伝えられるところによれば、CAWは解雇を避けるために新しい協約を取り決めた。
「これは一時的なリストラではなく、恒久的な人員削減だ」と、バズ・ハーグローブCAW会長は述べたという。
この金銭的誘因は次のような内容で、定年退職または自主退職するフォード従業員に影響を与えるだろう。
●現在、生産労働者と熟練労働者の両方に7万ドルの退職奨励金を支給しているが、それに加えて、フォードの新車を購入する従業員かその配偶者に3万ドルの融資を提供。退職する熟練工は、さらに1万5,000ドルの現金給付を受ける。
●定年退職前にフォードを辞める有資格従業員に最高10万ドルの奨励金を支払い、求職、履歴書作成、カウンセリングなどの支援サービスを提供。
●退職奨励策を受け入れる退職従業員に、定年退職後の医療給付を放棄する代わりに4万ドルの上乗せ支給を受ける選択肢を提供。

[2007年1月10日]