IMFニュース・ブリーフス
PGFTU幹部に複数回の爆弾攻撃

パレスチナの組合幹部が自宅と家族に対する攻撃から逃れた。


パレスチナ:
パレスチナ労働組合総連盟(PGFTU)金属部会書記長で、PGFTU書記次長でもあるラセム・アル・バヤリ氏が、野蛮な攻撃の標的にされた。 1月29日早朝、武装集団がアル・バヤリ氏宅にミサイルを撃ち込み、ドアと玄関を破壊したが、家族が眠っていた部屋は無事だった。報告によると、けが人はなかった。
PGFTU金属部会はIMFに加盟している。
ガザにあるアル・バヤリ氏宅は午前2時ごろに爆撃・銃撃され、翌日の午前2時30分に再び攻撃を受けたという。この攻撃に先立って、アル・バヤリ氏をはじめとする組合役員が殺害の脅迫を受けていた。
マルチェロ・マレンタッキIMF書記長はイスマイル・ハニヤ・パレスチナ首相に書簡を送り、パレスチナ当局に対し、この凶暴な攻撃を直ちに調査してPGFTUと指導部の保護を確保するよう要求した。
「IMFは貴殿に対し、労働権の保護と組合指導者の保護を確保し、パレスチナの労働者とその家族が平和と尊厳、自由のもとで生活し繁栄できるようにすることを要求します」と書記長は書いた。
PGFTUは今回の攻撃に関する公式声明の中で、イスラエルのナショナルセンター、ヒスタドルートから爆撃を非難する書簡が届いたと述べた。
PGFTUは、この攻撃は労働者のために改善を勝ち取ろうとする組合の努力を思いとどまらせるものではない、と述べた。「この攻撃で労働者が沈黙することはなく、人民と労働者のためにパレスチナ国家機構の確立を目指す私たちの活動が止むことはない」
マレンタッキ書記長はパレスチナ当局に対し、広く認知されている労働権を固く守るよう促した。「世界中の人々が、罪のないパレスチナ市民が殺害され、残忍な威嚇を受ける状況の悪化、特に労働組合活動家と労働者に対する暴力の激化を目にしている。パレスチナ当局は、この暴力に終止符を打ち、世界中で認知されている人権・労働権を尊重し保護しなければならない」
連帯書簡は、Eメール:PGFTUまたはファックス:+972 8 285 4244まで。
イスマイル・ハニヤ首相への抗議書簡は、ファックスで右記まで:+972 8 282 2159

[2007年1月30日]