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グルーポ・メヒコ、アサルコの労働協約を妨害 アメリカのアサルコ労働者と現地経営陣が労働協約を支持しているにもかかわらず、親会社グルーポ・メヒコは協約に反対している。 アメリカ: テキサス州とアリゾナ州の5工場で働く1,600人以上のアサルコ労働者は2月第1週、この銅山会社との協約の承認を票決した。 この協約は、2年半に及ぶ国内・国際労働組合行動の成果である。アサルコの親会社グルーポ・メヒコに対する抗議行動には、メキシコ鉱山労組(SNTMMSRM)も国境を越えて支援の手を差し伸べた。 協約はアサルコの現経営陣にも支持され、アサルコの破産申請に関するアメリカの裁判所の承認を待っているところだ。しかしグルーポ・メヒコは、この協約を無効にしようとしており、裁判所に異議を申し立てた。2月28日に審理が行われる予定である。 アサルコは2005年8月に破産保護を申請した。それ以降、銅価格は史上最高値にまで上昇し、アサルコは再編成を目指して努力を続けている。 破産裁判所の承認が下りれば、協約は2007年1月1日にさかのぼって実施され、2010年6月30日まで有効となる。協約の重要項目は以下のとおり。 ●文言や有効期限が異なる7つの個別協約を基本協約に一本化 ●3,000米ドルの協約締結ボーナスと賃金・給付の大幅改善 ●退職者医療給付を以前に取り決められた水準に回復 ●会社または工場の売却に対する保護措置の強化 ●将来の組織化キャンペーンで会社側が中立を守ることについて合意 「この新しい労働協約は労使双方のためになる公正かつ公平な協約だ」と、組合員を代表して交渉を主導した全米鉄鋼労組第12地区責任者のテリー・ボンズ氏は述べた。 協約の対象となるアサルコ従業員は、全米鉄鋼労組、全米友愛電機工労組、全米機械工労組、全米友愛製管・造船・鋳型・鍛造工労組の組合員である。 [2007年2月26日] |