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労働組合が世界規模の「統一協定」を発表

USW、CNM-CUTその他の組合が、CVRD労働者の共通の目標を概説した。


カナダ:カナダ、ブラジル、モザンビーク、ニューカレドニアの組合指導者がオンタリオ州サドベリーで会合を開き、3月20日、Companhie Vale do Rio Doce(CVRD)労働者の利益を促進するために作成された新しいグローバル組合協定を発表した。

ノルウェーとオーストラリアのCVRD従業員を代表する組合が、この協定を承認した。

カナダの全米鉄鋼労組(USW)は約5,000人のCVRD従業員を代表している。全国金属総連合(CNM-CUT)をはじめ、サドベリー会議に出席したブラジルの組合は、ブラジルにある同社の鉱山、鉄道事業、港湾、事務所、化学工場、エネルギー事業、製鋼所で働く2万5,000人近いCVRD労働者を代表している。USWとCNM-CUTは、世界中で2,500万人以上の労働者を代表するグローバル・ユニオン・フェデレーション、IMFに加盟している。

「この協定は国際協力と戦略的提携の重要性を強調している」とマルチェロ・マレンタッキIMF書記長は述べ、「労働者の諸権利、安全な職場、健全なコミュニティーは、国境をはるかに越えた共通の課題だ」と付け加えた。

ブラジルを拠点とするCVRDは、ニッケル、鉄鉱石、石炭の国際的な生産会社である。

USW発表の声明によると、「サドべリー統一協定」は5つの共通の目標を概説している。

●労働協約を徐々に強化し、高賃金、退職所得・給付の改善、安全な職場、労働者の生活に影響を与える企業の決定における有意義な発言権を実現すること。
●CVRDによる地域社会への設備投資を通して、新しい設備、探鉱、最も高い環境基準、新しい開発を支援すること。
●組合員のために安全で健康的な職場を確保し、家族や地域社会にとって健康的で安全な、環境的に持続可能な事業を達成すること。
●企業活動の影響を受ける地域社会の人権を尊重させ、労働者の集団的利益を代表する組合の権利を全面的に承認させること。
●企業の買収・合併など、何らかの形で組合員に影響を与える再編成に関する情報を制限なく入手できるようにすること。
●企業による外部委託・外注をなくすこと。

[2007年3月22日]